迷走の話
この記事はNITKC ProLab Advent Calendar 2020 - Adventarの4日目の記事として15日目に書かれているものです。えぇ…
お詫び
アドカレに書くネタが思いつかず10日以上遅れての投稿となります。
すまんかった。
4つ5つくらいネタは思いついたのですが、途中で書くのをやめてしまい結局今日まで遅れてしまいました。
そのネタたちについては気が向いたら後日供養しようと思います。
本題
というわけで今回も数学の話をしようと思います。
今回は先日Misskeyに投稿した問題群について解説をしていけたらなあと思います。
というわけで早速問題を見ていきましょう。
解きたい方は一旦読むのを中断していただいて構いません。
1つ目は三角関数をちゃんと理解しているかが肝要となってくる問題です。
2つ目は高専数学では習わない積分方程式の問題となっています。
手を実際に動かし考えながら読むことでより実践的な学習ができると思いますので、ぜひお試しください。
1つ目の解説
と置きたくなるように作りましたが、恐らく遠回りになってしまうと思います。
まずはが奇関数、が偶関数であることを活用しつつ式を整理していきましょう。
ここで加法定理より
ここで数学の授業をあまり真面目に聞いてこなかった一部の高専生(チクチク言葉)は死んでしまったのではないかと思います。
三角関数についてちゃんと理解してないとやの中に逆三角関数が入ったものを処理しきれないからです。
それではがどのような角度なのかを三角形を使って見ていきましょう。
このように三角形で図示すれば逆三角関数も処理しやすくなりますね!
では引き続き式展開をしていきましょう。
上の図より、なので、さらに式を展開していきます。
積分範囲がであることからとなることを活用して、
となります。ここで、のときに被積分関数がヤバいことになりそうだと気づけるかと思います。
なので広義積分を用いましょう。
最後の積分に関しては、を部分積分することでを打ち消すことができます。
あとはより、
となります。
2つ目の解説
まずは簡単なの解説からしていきます。
ここでのとき、答えがとなることに注目します。
をについて解くと、となるので問題にを代入すると、
となります。の答えはです。
つづいてを解いていきましょう。
問題にを適用すると、
となります。積分方程式では、積分範囲に変数が入っていなければ積分項をまるまる定数とおいて解きますが、変数が入っている場合は上のような式にもっていってから両辺を微分することで解くことができます。
では早速微分していきましょう。合成関数の微分則に注意しながら解いていきます。
乗数を比較すると、は二次関数であると推測できるのでと置いて係数比較を行いましょう。
の答えはとなります。
最後に
この間スプラトゥーンしてたら味方が途中で放置しだして勝ち試合をふいにされました。
迷惑行為をする人は死刑にしてほしいです。